言うは呼ぶ

なんでこんな処に来てしまったんだと思う、吉野、三ヶ日、湖西とあちこち工具と夜具を持って飯場を回った事があった。
危険なトンネル現場などはきちきちの決め事に従うか埋められるの覚悟で逆らうかだったが今振り返って思うのは一分の理があった。
メシに汁掛けるな、夜口笛吹くとヘビが出る、洗濯物夜干すな、手に物持って話すな、夜爪め切る 下見て話するな、などなど上げたらきりがない言葉や行動にいつも気を付けないと物が飛んで来て身体をかわすと周辺の物が壊れるので身体をかわす事は許されなかった。
本当の反省を示す為に小指がない奴などはゴロゴロいた中で
災いを呼ぶような言動を深く慎めと言う事を身体で覚えろという事だった。
それは危険な現場では自分一人では済まない事を意味し人として最低限の相手の命を守る事にも繋がる。
身体を張った現場で言うは呼ぶと教えられた。
人の生き死が掛かった事を軽く言ってしまう それは失言でもなく本心なんだよ
マザーテレサはこう言っている。

思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

真正の馬鹿に付ける薬はないが生き死が掛かる人の上に立つ人間が深く深く反省ならどこか身体にしめしを入れた方がいいと思うのだが
その傷を見る度に思いだすが不思議に反省が本当に身に付いた頃には消えるかも

交通事故の示談で俺で良かったょ!これで済んだなどと言う奴もアヤカン


すっかり綺麗になった一色

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