竜飛岬
いつかはここに来てみたいと思ってやっと来た。
外ヶ浜町は蟹田町、平舘村、厩村 、が合併して出来た町で
今別町は合併に加わらなかった為に外ヶ浜町は飛び地になり地名が再び現れる事になったのだ。
それは竜飛岬のマグロの模型がドデ~ンと置いてある売店のおばちゃんに聞いた。
おばちゃんいわくはこのマグロ模型は脂が乗っていないと言い作った奴を恨んでいるようだった。
チョット知った奴に痩せてると散々言われているのだろう。
今別町は青函トンネルの入り口がある町でその事と合併に加わらなかった事と何かしらの因果があるのか どうなんだろう。
はいタッチ 靴下を持ってこなかったし車も車高を2インチアップした為にキャンバーがまだ若干狂っていてタイヤが片べりする為にスタッドレスは履かずに夏タイヤで走って来た。
明日から雪予報
青函トンネルは昭和38年から22年の歳月を掛け延べ1400万人が工事に関わり1.5キロに一人の割合で34名が亡くなっている。
東名高速三ケ日トンネル下り線側に機械工として行った時期があり ほんの少しだけトンネル工事の過酷さは知っている。
炭鉱夫やトンネル工夫は遅くまで
タコ部屋の気風が残っていたのではないだろうかと思う。
これだけの人数が亡くなってる陰にもっと沢山の労災事故があり3次下請け以下になるとカウントすらされない事もあると思う。
もう半世紀も前の話だが危険作業の孫請けの枝葉は組夫と言う制度があって何から何までその組夫の中で処理をしなければ行けなかった。
その為にここでは詳しくは書けないが 無印ヘルメットの中には人間以下も沢山いて俺などもそのうちの一人だった。
当時はトンネル入坑ですら防塵マスクをした記憶がない
現場では何もかも大きく重く一人で出来ない作業が多く合図と同時に作業をする時に
聞こえない返事は返事ではなく 自分以外の誰かを危険にさらす事になる。
その為に聞こえない返事には物は飛んでくる殴られるは当たり前だった。
「 怪我と弁当は自分持ち 」と言われ苦しむより一気に命を落とすならシャ~ナイベ~と言う雰囲気もあった。
労災がドッタラコッタラ言うが一旦労災があると現場が止まる事を恐れる為に様々方法が取られて来た。
日本中にあるトンネルやダムなどが出来る陰にそういう人達がいないと出来なかったのだ。
結果手足の欠損や肺に異常がある者は山谷や寿町や釜ヶ崎などのドヤに行くしかない者も出て来る。
ただただ昼間っから酒をかっくらっている訳ではないのだ。
もう少し津軽に居たかったが明日から雪予報と用事が出来て明日7時のフェリーに乗る事に
青森は二泊三日だけの滞在になった。
少し波があり窓に飛沫が飛んでくる。
むつ市を通り過ぎて大間に向かい太平洋側に出た辺りの真っ暗闇の工事中の道を走っていたら、前にやたら派手な大型バスがドデ~ンと通せん坊をしてやがる。
行けないので止まっていたら俺が工事中の赤信号を無視したらしく
バスの運転手が窓を開け何やら怒鳴っているが
ここは下北半島 津軽弁か何を言ってるかわからん
ただ「 バカか 」と言ったのは理解出来たので
『 うるせ~下北のサル 』
と言いそうになったがコイツよりサルに失礼かと思い留まった。
バスは下がる事も出来ないので仕方ない 俺が工事中の道路を四駆に入れて登りすれ違った。
津軽弁を聞きたいと思っていたが こんな処で津軽弁を腹一杯聞くとは思わなんだし バカか、の発音は全国区か~と思った。
11月6日9時函館港着岸 俺が最後尾で北海道行はこれしか乗っていない
コロナで苦しいのは声の大きい者だけではない
今回は天候の隙間を狙って来たので呼び戻されるのも仕方ない
裾がボロボロの毛布は元義理の弟 カツノリがガンで亡くなる前まで使っていた毛布で形見分けに貰った。
これが俺の安全を守って呉れてるような気がして何処にでも持っていく
それでもなぜかいつもより疲れを感じない
それは電気毛布の下にある黒いマットにある。
今までエアーマットを使っていたが身体の座りが悪くアチコチ動いたがこの高反発マットレスはしっかりと身体をホールドして呉れる為に疲れがない
なんだろう実はこれは出掛ける前に突然貰った物で本来は俺が世話になってるので逆なのだが・・・・・・ありがとうございます。
雪が落ち着いたら再度津軽に行ってみたい。
僕も就職した時は「 怪我と弁当は自分持ち 」と教わりました
大工で就職したので
上から物が落ちて来るのは当たり前
当たる方が悪いと言われてた
歩いていて、釘を踏んでケガをしても「お前が悪い」と言われてた
でも、いい時代を生きて来たと思ってます
若い人達は、法律に保護されてて
自分のチカラで生きて行こう言うのが感じられないです
僕の子供達は、将来に期待できないです
負けず嫌いじゃ無いと、世の中キツイと思う
若い人には、夢を持って貰いたいです
夢を持つという事は
社長に成りたい人しか、社長に成れないと思う
ひさとさん
こんばんは 俺はさすがに上から物が落ちて来たら落とした奴をとっ捕まえに足場を昇って行きますが
釘は一定の間隔で打ってるので踏む方がドジと言われました。
黙って任せていればいいのに
数年前にマサ葺きのボロボロの家を解体中にマサ屋根を踏み抜いて落ち
腐った二階の床もぶち抜き一階の床まで落ちた事がありました。
携帯から財布までアチコチにフッ飛んで行ったのに
屋根の上の大工は事もなげに垂木を外すとドッタラコッタラと屋根の上から言われました。
息も絶え絶えに下から見上げる大工は凄いなと思いましたが
柔道やっていてよかったとも思いました。〇