サロベツ原野

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これ昨年の秋に275沿いの三日月湖が工事の為に水を抜いた時に網に突進して来て偶然すくった。
今や石狩川水系ならどこにでも居る雷魚 カルムチー 台湾ドジョウ などと言われる南方のベトナムなどに居るバリバリの外来種で
初めてお目に掛かったのは大江大同製鋼空襲の跡にできたらしい沼で釣りあげて見せてくれたのが最初 その周辺には六角形の缶詰のような焼夷弾が沢山あり持ち帰って煮炊きに使ったらしい

ライギョは北海道では見る事の出来ない いかにも悪面でワタシャ~悪いですょ~と言う顔や姿に驚いた記憶がある。
昭和38~39年頃なので今から50年以上前の話 
釣りに行った奴の一説には日本の兵糧攻めに水田壊滅させる為にアメリカザリガニと共にB29が空から撒いたと言う話を聞いた。  いま深く深く考えるとライギョやザリガニがどうやって空からバラ撒いて無事に着地したのかと思うのだが二階建て以上の家を見た事がない田舎から行ったので見るもの聞くものすべてが珍しくその話はかなり後まで信じていた。
後は内地のスズメの足はクソ熱い焼けた瓦に止まる為に足の皮は厚いが雛はヤケドして足を挫き瓦を焼鳥になって落ちて来ると これもかなり後まで信じていた。
信じる者は信⇔者 儲ける者と言う。ペン~パイナ~ッポーアッポ~ペン

それが昨夜サロベツ原野出身の人が言うには40年前にライギョが居たと言う。ライギョをすくって珍しさから当時地元新聞に載ったと言う。
ライギョは元々台湾ドジョウと言うだけあって暖かい南方系の魚で寒い北緯45度で生息してる事に驚くし どうやって天塩川水系の北緯45度に身体を慣らしていったのか
ここの水槽でもライギョの稚魚を秋から飼育に挑戦してるが結果がわかるのは春の水槽の水抜きの時期になる。

南方系の魚を誰が何の為にいつ頃持ち込んだのかベトナムと中国は国堺が繋がっているので中国に普通にライギョが居ても不思議ではない
少しだけ悲しいがサロベツ原野にも炭鉱があったと言うので中国系の人達が発端だったのだろうか
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光顕寺

他にも今では珍しい魚がウジャウジャ居たらしい 昨年の雪降る頃から見つけた雨竜川水系を今年は中心に回ろうと思ったが 春が来たらサロベツ原野も行ってみたいと思い始めてる。
北海道は季節事に全く違った絵を見れるが残雪残る頃のエイゾリュウキンカなど北海道は素晴らしい絵を見る事が出来
その時期に野に出ないのは勿体なく100カラットのダイヤを見る以上の何倍もの価値がある。
北海道西海岸を季節の変り目にバイクか歩きで回るのがこの世で一番の贅沢かも知れん

その季節季節を見続けた年齢職業不詳の人は あ~この人はいつかサロベツに戻るだろうなと思わせる人だった。

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