言いたい放題 滋賀県

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南行は、はまなす 約1,7万トンで速力30ノットが出るらしいが巡航速度25ノット約45キロ程度でベタ凪の海を走る。
舞鶴まで約20時間で着くのだからこれも凄い
船内放送で子供に怪我をしないように注意をするが どこ吹く風状態のちびっこ野戦中隊どもが寝かせてくれないのでハードカバーを一冊丸まんま読み切ってしまった。
読後感想を思うに作家とう言う職業は結構性格の悪くなる職業かもしれないと思った。
内容をざっとかいつまんで説明すると 全く接点の無い殺人事件同士が加賀恭一郎によって解決されるのだが
東野圭吾はきっと毎日毎日新聞を読みながら『う~ん これとこれは組合わせるとこれは使える』などと人の不幸を探してるのかも知れないと思った。
一事件を扱うだけなら内容が単純になるので今回の「祈りの幕が下りる時」は全然違う事件を前篇と後編で組合わせ最後に両方とも因果関係があり解決する手法でこんな事件もあるべ~と思うが
ある程度の年齢になると、こんな事は考えられないと思うような事に出くわす事が多く、やはりフィックションはフィックションだなーとこの本を読んで思ってしまった。
どことなく松本清張風だった。
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船内放送で昼飯がもうすぐ終わるとの案内があったのでメシを食いに行ったが誰もいない
たった一人貸切状態でフライ定食980円を食った。
給仕のオネエチャンに
「ずっと船に乗っていたら何か面白い話は無いか イルカがイルカと来たりしないか」
などとオヤジギャグを言ったが
「私は今回が初めての乗船なので 」と言う。
俺はつい「なんだ面白くないな 」と言ってしまった。
色々な希望や不安を抱えての初めての乗船だったろうに
「おめでとう」
と言ってやらなければならないのに
なんて俺は嫌な野郎だろうと自分にムッタシ来てしまった。
若い子が出来ないなりに一生懸命やってる姿に大人の男として何かを言ってやりたいと何時も思っているのに
これからは否定的な言葉は止めようと思っていたのに自が出てしまった。
それから夕飯までずうっとムッタシ来て夕飯にはなんとか挽回して 
この子の初めての航海を喜んで貰わなければならないとあの手この手を考えた。
晩飯はビーフカレー800円を食いに行って昼飯の時に給仕に来た新卒のオネエチャンに
大柄な態度で
「おー新卒だな、就職おめでとう 頑張って」と言う事が出来た。
給仕のオネエチャンは
「ありがとうございます」と言った。
やっとセコく気の小さい俺の胸の遣えが取れた。
女は嫁に行くが嫁や家族を食わせなければならない男の場合は優しい言葉は相手をダメにする事が多いが前に進める言葉を大事にしたいと最近思っている。
予定通り4月1日夜9時に舞鶴入港

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