灯りを

この頃の雨で海には大量の流木が流れている
小樽では遊覧船が流木に衝突して航行不能で曳航されている
通常の視力で他船を見渡せる範囲はせいぜい2海里程度で流木など小さい流れ物は直前まで確認する事は難しい防ぐには速度を押さえる事と乗員全員で監視しかない


何かにぶつかりスイベルブラケットとエンジンが割れて分離してしまった幸いにもエンジンは水没はしなかった
このエンジンは同じエンジンを買う様に進めるエンジンでほぼ一台分在庫をしてるので部品交換して即日終了で翌日には業務に復活
皆と同じエンジンを勧める理由はここにある

木曜日からはラーメン屋の仕込みに入るが

先月から月一回行く地方の仕入れ先がこんな事になって玄関がブロックされてるので今は旭川まで仕入れに行く羽目になってしまった。
この仕入れ先は経営者が給料を持ち逃げしたとかで今時珍しいスト中だったが現在は倒産に至った
倒産すると一番に確保されるのは各種税金で次が抵当権で最後が一般債権になり労賃などほぼ確保は出来ない
ここの経営者が非正規雇用者の失業保険掛金を収めてるかどうかも怪しい
非正規雇用者が余裕がある生活をしてるとあまり思えないが救済措置はあるのだろうか
いまや非正規労働者は4割に近づく状態になって
いちど躓くとお先真っ暗な立ち直る事は出来ない状態になってしまう恐れもある
なんか非正規雇用者と言ういい方も気に入らん せめて准正規雇用者とか言えんのか

困ったそんな時は一次産業の多い田舎は暮らしやすいと思う
海辺の田舎は魚の網外しや果樹園や季節ごとの拾い仕事でも充分暮らしていけると思うのだが
人と人との距離が近い田舎は人の道に外れる事をやってしまうと処払いを受けてしまう。


もう十数年お盆になると
たった数時間だが東京から銭を貯めて毎年ここにオッチャン、オッチャンと逢いに来るカップル
崖下村の上の国道に来る18時57分の最終バスに乗る為に歩いて帰っていく
後ろ姿を見送りながらなんでこんな事になってしまったのだと思わずには居られない


Hokkaidou skies

通りに明かりを灯し続けるのも商いの重要な業務のひとつなのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA