名残り惜しいが閉館時間になったので今夜のお宿 浅井三姉妹の郷 道の駅を目指す。
出口で子供連れ夫婦らしき者が今にもつかみ合いになりそうな喧嘩で殴り合いになったら止めに入ろうかと言う位の大喧嘩をしていた。
そう言えば逃げられた嫁さんとは俺が一方的に怒るだけで夫婦喧嘩をした記憶がない 喧嘩をしないから仲が良いとは限らんなどと思いながら
熟年離婚が流行っているらしいが俺などは何処かに嫁に行ける可能性のあるうちにもっと早く離婚をしてやれば良かったと思っている。
男のひとり暮らしは短命に終わるらしいので男も趣味を幾つか持つ事が肝心で
趣味もひとつだと思考に偏りが出来る様な気がするのだ。
ま~経験者として大富豪でもなければ熟年離婚はやめておけと
語れば長くなるが苦労をするのは確実に嫁の方だと思う。
半世紀ぶりに大垣を通ったが当時は大垣と言えば柿と野猿の印象があったが
ビックリ大都会になっていてさらに車の洪水で店を見つけても流れから外れる事が出来なくて晩飯も食えない
浅井三姉妹の郷 道の駅まで1時間チョットの予定が3時間掛かった。
近くのコンビニで夜食と酒を買って道の駅で車中泊をする。
正確にはここには数軒のお寺や神社が混在しており正確な地割が通りすがりには出来ない
内地は500年以上も前の史跡がそこら中にあり、そこが北海道と大きく違う
北海道のご先祖様と言えば縄文人かアイヌの人達だが移住和人にとってはかけ離れた人達で実感がわかないが
内地は家のすぐ前に当時の墓や名残が普通にある
山の常を超えた向こうに住む奴らに ご先祖は滅ぼされたと言う意識を墓参りや線香を上げる度に持ったとしても何も不思議ではない
それが山ひとつ超えると全然違う空気感を感じる元なのかも知れない
内地はたとえド田舎でも田舎暮らしがしたいと移住をしてもそうは簡単にはいかないだろうと思う。
その点は北海道はさほどのご先祖様もいないので海沿いは特に土着意識が少ない分移住はし易いだろうと思う。
北海道でも海と農村の大きな違いは海は獲物を海から腕一本で獲って来るので土地の様に固定したものではない
さらに保存が効かない海産物は腐らす前に分ける気質を持っている。
農村は区切られた土地の中で収益を上げなければならず、其処に1人増える事は共倒れの危険性があり
農村の次男坊や三男坊は出ていく運命にありそれ故に逞しくなるのだと思うのだが
「 たわけ 」の語源は田を分ける事から来てると思うのだが
田舎者が都会に住む事は出来ても都会者が田舎に住む事はかなり難しい
物事必ずいい面があれば悪い面もありどちらか都合のいい方ばかりを選ぶ事は出来ない
もし移住して自分に都合にいい面ばかり欲しいと言う場合は銭に糸目を付けずに100パーセント自給自足出来る施設か國を作る以外にない
早朝6時頃
早朝6時
如何によそ者が入って来る事が無い地域なのか
高価な道具類が多分昨日からだと思うがそのまま置いてあり
この事からしてここによそ者が入って暮らす事はかなり難しい事がわかる。
本日のお目当て日本の歴史を替えた村と言っていい国友
俺は村とか大字小字など言う字に憧れがあり町と言うと村から一段下がった中途半端な印象があるのであえて町とは言わない
ここ国友は日の本の歴史を変えて来た処で現在も普通に人々が暮らしていて現代の各地の宿場町の様に観光化された観光地ではない
見る物に、見る物に切ったら血が流れる様な無垢の重厚さをひしひしと感じ
ここでもまた深く深く長考をしてしまった。