世の中に写経と言う苦行があるらしい
俺は食っていくのがやっとで義務教育をろくいっていないので字が書けない
字を手で書く事は俺にとっては苦行でしかなく
年賀状は25日に印刷所から持って来たがまだ書いていない3キロほど先のポストに入れるまで今日で4日掛かっている事は
一日に750メーターしか進んでいない事になる
このスピードはインドに出稼ぎに行った15歳にも満たない子供達が正月に15日も掛けて野宿しながらヒマラヤ山脈にある標高4000メーターのカトマンズのナンチャラ村に
お土産を背負い母が待つ我が家に戻る速度より遅い
それに比べて俺はなんと言う事だと思うが書けないでいる 今日こそ書こうと思うが
不思議な事に眼をつぶって頭の中で指でなぞらえ字を書くとやっと読めるような自分の字しか書けない
なんでだろう不思議
それでも手書きがいいと思うのだ
もうひとつの苦行は今までの人生で反省する事が多く年末になると毎晩夢を見る
それもカラーでハッキリと世話になった人やそうでない人の顔が出てきて
まだやる事や区切りを付ける事があるべやと言ってる様に思えてしまう
毎年これで良かったと思う事は少なくやり残した事は多いが
でも世界のニュースを見ると今は何をやり遂げたかでなく
何をやらなかったと言う事も大事と思う事が多い
そんな訳で年末掃除はチョロッとやって年賀状を今日こそ書こうと思う。




















