バカの一つ覚え

バカの一つ覚えとは、よく言ったもので正真正銘の由緒正しいバカの俺は一か所に何度も通う。
東北には春秋に7日から10日とあまり人の居ない所に10年以上通った。
震災後はあまりゆかずに今は道内ばかりに行く

増毛線が廃止になるらしいが駅の効用はかなり前から思っていて
留萌駅前にラーメン店を開店させたのが10年くらい立った増毛駅前に解体寸前の家を買ってシマッタのがもう6年にもなる。

北海道西側の人間にするとクソ寒い中でよく住めると思う釧路やオホーツク方面に何度も通って思うのは農業も極寒で漁業も流氷で半年は漁が出来ない海や湖など決していい環境ではないと昔は常識だった。

驚いたのは林相から見ると標高はかなり高い白滝が農業の村だと言う。
空の狭い山間を普通に走っていて ここが農業の村とはどうしても思えないのだが
衛星画像で見ると確かに山頂は山を丸ごと潰して作ったと思われる農地が広がっている。
いいか悪いかは別に置いて誰がこんな事を始めたのか
網走にしてもダダっ広く広い農地の土が赤くなく黒いのだ。
大変な苦労の始まりを誰が始めたのか

西も東も同じ北海道なのにどうしてこうも違うのか
初期の北海道西側はニシンで莫大な富があったはずで、
その富はどこに持ち出されたのか
その富はどう再生産されたのか
その違いが西と東の格差に繋がったような気がしてならない
結局は困難を跳ね返した土着の偉大な先人達を持ち次を地域で育てて行った結果
だったのではないのか

いま増毛線の廃止を面前にして駅前にこだわる俺には
無計画と今の自分を優先し未来に残すはずの夢を先食いをしてると思うのだが

これから4年後には4輪免許を返上したいと思っているが
増毛もいずれ免許持ちは減るだろう。
そうなった時に駅の必要性が大きくなるだろう。
その時の為にも駅亭周辺を車が無かった時代に学ぶべきではないのか

俺は留萌駅裏に犬の散歩公園よりホームセンターや病院を集約するべきだったと今でも思っている。
どういう目先の利害でそうなったのか
自分などとうにクタバッタ100年先の立場を超えた未来を夢見る事の出来る農業、漁業、商いなどの指導者を持ち育てようとしたかが
西と東の繁栄を分けたのではないかと山脈を越え通って思う。

諦めた先にはそこから先には何もない

夢と言う言葉が大嫌いと言う
中国在中の老師に贈る。

2 thoughts on “バカの一つ覚え

  1. りょうさんお久しぶりです。赤平のhiroです。現在は、中国・海南島のhiroです。毎日りょうさんの記事を読みに訪問させていただいています。新しい記事を読める日は、とても嬉しいです。▼拝読しながら、好きでよく通った白滝(姪っ子が住んでいた)、美幌、網走の光景を思い出していました。100年後を見通すことができるか、今の土建屋の利益か……。日本中が同じ課題を抱えていると思います。夢が嫌い……。うう~ん、33年間の高校教員生活の中で、あまりに安売りされるその言葉に、辟易していたのかも知れません。りょうさんの使うその言葉の意味は、私の嫌いな同じ言葉では、ないです。

  2. お久しぶりです。お元気そうで何よりです。
    夢の言葉に関してはそうではないかなと思っていますが
    よく夢と言う『 言葉 』が嫌いと書いていますょ。
    異国の地で踏ん張る段階世代の方に増毛から送る フランス、ギャルのカメラ目線でした。最近中国の人に日本語を学ばす為に日本語を学びたい人をかなりの予算を使い日本に呼び寄せるそうです。草の根の先覚者でしたね。 
    増毛には中国から海を渡って水産加工場にクソ冷たい水仕事で働きに来てる10代くらいの子供達が沢山います。みんな腕をしっかり組んで歩いています。店の前を通る子供達になんか喜びそうな言葉を掛けてやりたいと思っていますが。今のところは『 元気か! 』と日本語しか出来ませんが それでも何人かに一人は何かしら返事をしてくれます。ほんと皮だけのギョウザを貰った時は、、、、、、でした。 お元気で再見

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