なんじゃこれはと言う。北海道旧土人保護法を廃止させ国会議員を一期限りで引退した萱野茂さんは
「人は足元が暗くなる前に故郷へ帰るものだ」 という言葉を残している。
ファミリーで晩飯を食う大切さを失って初めて知った俺もこの言葉の深さには感動してる。
90ccカブはそこそこのスピードが出るが3速なので結構なスピードで走ってる時にチェンジペダルを
踏んでしまうとギァ鳴りがするこのままだと危ないと思いギァをジャズの4速リターンに組替えようと思ったら
中国製と思われるエンジンを買った方が遥かに安い事が判明したので
ネットで買ってみた。
タカミが生きていて、これからバラスと言ったらきっと飛行機乗ってブットンで来ただろう。
ナンマンダブ~
手前が新品エンジンこれに電装品やキャブなどの付属品一式付いて税込11500円、
上左がCD50のエンジン 右がパン屋スカンピンから来たCD125のエンジン
他にも現在の90が一台ある。エンジンが安い事にもビックリだが
思い始めてたった2週間ほどで集まった物の画像をよくよく眺めていたら 今までの人生で俺が望んだ殆どの物は手に入れて来た。
ふとなぜなんだろうと考えた。手に入りそうな物を自分の力を値踏みして望んでるのだろうか
だとするとそこそこの大した事のない奴なのだと思うし
望んだ物は自然と集まるなら少し長生きして果ては教祖様か大長老にでもなろうかと思うのだが
第一声は『求めなさい さらば与えられる。』かな!
外観は凄く綺麗だ。
日本製だって少し前は普通にあったパッキンのはみ出しや合わせ部分のづれも無い
あまりにも安いので中に部品が入ってるか(冗談)分解して見る事に機械物は外観がいいと中身もいい事が多いし いい機械は分解や組立がやりやすい
これは半世紀に及ぶ修理屋人生で得た事なのだが少々ほんの少し道を違えた時に修理屋を経験してよかったと
何度も思ってまた修理屋に戻る事が出来た。
まったく機械は造った人や設計した人や素材を造った人や運んだ人に感謝感謝なのだ。
機械は誰が欠けてもいい物は出来ない
昔は殆どの機械は一国で完結してる為に国の様子が見える。
アメリカなどは設計はいいのだが組立に問題があったり簡単な部品の加工精度に問題がある事があった。
イギリスやイタリアなどは論外で価格が高い割に全部が甘い
このどこにも製造国の書いていないエンジンはまったく何から何までホンダのカブのエンジンをコピーしてる。
個々の部品やベアリング類の加工精度が甘いがカブが出来た50年ほど前の各社の加工精度に比べたら遥かにマシなのだ。
ただ問題はネジ類の締付けが甘い これは危険だと思うが日本でも少し前に工場全体の空気圧が下がり締付けが甘い製品が出て回収をした事があるので一過性のものなのかもしれない改善は簡単に出来ると思う。
加工精度を上げる事は規格外が出て採算性が落ちる為に意識的に上げない場合もあると思うので簡単には行かないだろう。
さらに保障が無いエンジンではなおさらだと思う。
ベアリング類は日本製を主要部品もホンダの純正部品に交換するが
コピーとは言えこれだけの物を作る国はどうも一般人と政治はまったく別で遥かに遊離してるのではないかと思う。
このエンジンは価格が安い為にプラモデル感覚で躊躇なくバラせる。
失敗こいたらまた同じ物を買って二個一にし余った部品は予備にすればよいので
きっとこの手のエンジンは世界中にバラ撒かれてるだろう。
まったく手を出す事の出来ないハイテクを空気か水のように扱う今の世の中に
自分の手を汚せばなんとかなると教える、このエンジンの意義は大きい