275号線

お盆は12日から15日までラーメン屋が超忙しさと暑さでフラフラになって夜は宴会と毎日を楽しく営業した。
年に一回しか逢わない人や子達の成長を見るのは嬉しい
中には還暦を迎えた子もいて俺もアチコチガタが来て歳食うはずだと実感したりする。
一通りの逢う予定の子達が去っていったので
さすがに少し休みたくなり16日は何処かに出掛ける事にした。


いつもはこの交差点を右に曲がるのだが久しぶりに左に曲って275を北上して見る事にした。
車にはラジオやステレオが付いていないので走ってる間はずっと考え事をしてる。
北海道は街道と街道が交差する処には文化の違いをハッキリと垣間見る事が出来る処が多く面白く
きっと内地各県からの集団移住があったからだと思うのだが
集落によって古い家の構造が違ったりする。
道南も日本海側は杉板の下見張りが多くなったり福島を超えて知内に行くと突然四方屋根が多くなったりとその違いを見るだけでも面白い
一番贅沢な旅は歩いての旅で次が自転車やバイクで次が車などだと思うが
同じ場所を通っても見える景色が全然違うのでもう一度バイクに乗ってみたいなどと誘惑に駆られ
乗るとしたら一番思い出が多いTX650に似たバーチカルツインのカワサキのW650がいいかと思ったり怪我の元だからと思ったり
275号線は適度なカーブがありバイクで走るには面白いコースなのだ。


幌加内 いまはそこら中が蕎麦畑で何処までいっても蕎麦

275号線は札幌大通公園北緯42度3分を起点に浜頓別北緯45度9分まで300キロに及ぶが
北海道は北緯44度あたりがひとつの境目でそこを過ぎると辛酸をなめた果ての朽ちた廃屋が多くなる。
廃屋が多くなるのはその家に住んでいた子孫が途絶えたか解体する費用も工面出来ない生活を今もしてる場合が多いのではないかと思うのだが
栄枯盛衰と言うがこの北緯44度を超えると栄も盛も無く枯と衰ばかりで雪や寒さと闘い農業を続けて苦労に苦労を重ねて力尽きたと言うほうが多いと思わせられるのだ。

問寒別駅 竹内商店
幾多の駅の乗降客を見続け守り続けたのか商売とは通りに灯りを付け続ける事なのだ。
柱一本になるまで壊さないで欲しい

世界地図で見ると先進国と言われる国や首都は北緯43度から44度に集中しているのだが
真方位と地図上の方位の違いや地軸の傾きと関係あるのかと思ったり
それにしても21世紀に世界三大バカで欲たかりのプーチン、トランプ、習近平と同時に3人も出て来る事は偶然なのか必然なのか
それも超大国になのだこの事態は
食糧を自前で守る大事さを痛感させらる事になった これは275号線を再度見直すきっかけになってゆくだろうと思うのだが
「 元の形が分からない物は食うな 」と言った人の事を思い出す。
これは元の形が目に浮かびそれを携わる人達の姿が目に浮かぶ物を食えと言う事なのだと思う。

この地の縁者が今は何処かで少しでもいい暮らしをしていて欲しいと思わせる275号線

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