留萌でイカが大量に獲れていた時には朝に入港するイカ船の
イカ箱を手渡しでする荷下ろしを手伝うとひと箱が貰えた。
次々と入港して来るので数箱はすぐに溜まり
大人の中に混じり小学生や中学生の子供達が数人いて
その子達はイカ箱を南岸の公衆電話の傍に積んで格安で立売をしていた。
今日その中の子の一人の子が立派に家族を持ってやっていると消息がわかり
逢った事はないが聡明そうな嫁さんと電話で話をした。 こんなに嬉しい事はない
次々と入港するイカ船のどの船頭さんは気前がいいとか漁が上手だとか言って入港する船を素早く見つけて走って行く
お母さんと二人っきりで暮らしていて
言う事も背一杯背伸びして生意気でいつも突っ張っていた子の顔がそのまま甦った。
嬉しいね~
公園の傍の住民は勿体ない事をした将来の喜び嬉しさを自分から芽を摘んだ。