お買い徳

草刈機を買った。

先週草刈機の修理を頼まれて修理したが
草刈機の4サイクルエンジンは重くて使いづらい上に重量対馬力は良くないと思っていたが
これは軽い上に低速が効いてメチャクチャ使い易い
今までお客さんが捨てて行った2サイクルの草刈機を直し直し使っていたが2サイクルの回転で切ると結構恐い思いをするが低速で切る4サイクル草刈りを使ったら2サイクルはもう使えない てな訳で買った。

このエンジンのカムを初めて見たが通常のカムシャフトにはカム山は吸気と排気と二つあるがこの草刈機の4サイクルエンジンは少々変わっていてカム山はひとつしかない一つのカム山でどうやって吸気や排気をすると言うかは説明は難しいので端折るが
最初は物凄く考え二日間も考えてしまった最後は図を書いてアッタラコッタラとやってやっと仕組みが分かった。
エンジンって2サイクルも4サイクルも燃料と空気を吸って圧縮をして爆発させて排気する。
凄いよね~とカムを眺めてシマッタ
まるでひとつの人生だよね~と沢山世話になって圧縮して成果を出しそれを世間に徳として力となって吐き出してゆく
この吸い込むものと出力となって吐き出す徳と言う出力のバランスが崩れるとエンジンとしては燃料ばかり食うロクでもないエンジンとなる。
人との付き合いもそうだが吸い込む世話になるモノと吐き出す徳とのバランスが崩れると自分の事しか考えないガメツい奴と言われるのだ。
若い時は世間に世話になりぱなしで迷惑ばかり掛けるが
すべてではないがそれはいつか恩送りとしていつかは戻って来るモノとして世間は見ていて呉れる。
一方的に世話になり吸い取るのみは人や会社のやる事ではないのだ徳を吸気して徳を積む徳を排気してゆく。
と一個しか無いカム山を見て思ってしまった。

 

中村哲(ニュースでは最初はサトシと呼んでいたがテツと読むのが正しい 名前を間違えるのはかなりアホ )さんが率いるペシャワール会の伊藤和也さんのご遺族から和也が一番気に入った写真ですと貰った。
俺は思うのだがアフガニスタンは日本国にとって徳をもたらす事のない大した国ではなかったのだろうと思う。

そう考えなければ日本に協力した現地従業員や協力者や日本人を混乱の中に置き去りにして武士道の国と言ってる一国の顔である大使自身が早々と出国するなどありえない
モハンマド・アシュラフ・ガニーと大した変わらんだろう。
これから置き去りにした者の命がひとつ、ふたつと消えていくだろう。
徳がドッタラコッタラ以前に助けられた者すら見捨てるもはや草刈機以下なのか
ここの海で29年の間に三桁に近い二桁の回数を救助ボートで出航して来たが
助ける事に男女も国もなんの理由も要らん 返しが徳がドッタラコッタラといちいち考えていたら自分の命すら危ない。

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