臨時休業

やや一カ月掛かったインアウトエンジンの仕事が終わり ほっと一息付いたので二~三日の遅い夏休みを取る事にした。どうしても毎日少しだけ仕事があるが
携帯があるからいいかと誘惑にかられ箱にテントと寝袋を積むが
やっぱり渋々思い直しテントと寝袋は降ろし
日帰りで出掛ける事にしました。
依然仕事で入った、峠下の山奥に比較的新しい電柱が立っていたから気になっていた場所に行く事に
電柱があるからには人が住んでいるか最近まで住んで居たのだろうと
奥に奥にとやがて熊注意の看板もなくなり14キロほど行くが電柱も終点になり林相も変わり位置的にはポロシリ山に近かった。
一体どんな家族が住んでどこに行ったのか今は幸せなんだろうか

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母親と姉は中学校にも行かずにガンガン(ブリキで作った四角い缶 このガンガンを背負った魚行商の女の人達をガンガン部隊と呼んでいた )
に積めた魚を留萌駅から汽車に乗り藤山、幌糠、峠下、沼田空知までと
冬は鮮魚 夏は塩干物を背負って売り歩いて育ててくれた。
魚をソリに積んで留萌駅に持って行き母親を見送った後は気が向けばそのまま学校に行き
気が向かなければ学校は止めて家に帰り 夜になったらまた原野二線からソリを引き留萌駅に迎えに行った。
真冬は何回かは猛吹雪で列車が止まり母親達は帰って来る事が無かった。
そんな日は駅には終日石炭ストーブが焚かれ親を迎えに来た子供達や大人達が大勢居た。
真っ赤に燃えたダルマの石炭ストーブが不安をなんぼか休めてくれた。

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猛吹雪で原野二線の家に戻る事も出来づに駅で一夜を明かし不安の中で声を掛けてくれたりソリを押してくれた人やアメをくれたに人達に
大きくなったなと言って貰える男になったのだろうか
そんな駅の景色はいつまでも変わって欲しくないし忘れてはいけないと思っている。
留萌駅に同じく毎回母親を迎えにきた同級生の子はパソコンのキーワードになっている。

碧水のコンビニでニギリメシを買い石狩川に魚を見に
袋地沼でナマズを数匹発見
最近川や沼で人を見る事が多くなったが胴付を履いたら救命胴衣は絶対に着ないと転んだ時に足が浮き逆さまになりオッチヌ 絶対着用

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