1960年代のアメリカで実際あった映画を見た
職業柄裏を取り確認をするので噂などで提灯を付ける事はあまりない
映画は八幡屋映画館から南陽通り入れ替え無し3本立て映画館までよく見た
それも殆どが洋画で淀川長治ばりに時代考証も考える
いまはDVDを買って見るので最初は字幕付き日本語吹替えで見て次は吹替え無し字幕付きで見る
そうすると言っていないだろう事も字幕や吹替えで出て来るので
次に時代考証をして確認を取りながら見て最低4回は見る
そうして映画の内容をボロボロにしてしまうのが俺の映画評論なのだ
もしこれから見ようと思うひとはここから先は読まない事をお勧めします。
実在したドクター・シャーリーと呼ばれる黒人音楽家とイタリア系のトニー、バレロンガでディープサウスを2カ月間車で演奏旅行する物語
殆どの娯楽映画は後から考証される事に耐えられるものは少ない
その点で実際にあった話や人物を元にした物はまだマシで見る者に感動を与える
実際にあった事でもアメリカ映画は盛り上りを30分毎に入れるので内容に盛ってる部分が多く
この映画もご多分に漏れず
演奏会は実際にはキャンセルはされていないなど話を盛っているので
フィクションもあると見るのがいいかなと
そう思って見ても細かい描写などよく出来た映画
最初にアメリカに移住した人達はイギリス系が中心でイタリア系は一段低い位置にいた事を念頭に置いて見る必要がある
黒人とイタリア系その位置にあった者同士が狭い車の中で一緒に2カ月も旅回りの生活するのは
行き当たりばったりでは進まない
アカデミック・ドクターのドクター・シャーリーの考え抜かれた人選ではなかったかと見るのが妥当だと思う
アメリカの1960年代はイタリア系マフィアがまだ闊歩してる時代で
ブロンクスの中を泳ぎ家族を守る為には強い意志が必要だったと思う
場面の最初でキャバレー客をボコにしたトニーを地回りらしき親分に儲かる仕事を世話すると
言われるがトニーは断る
これはマズいと思った事を断る事が出来る強い意志の持ち主で
トラブル処理屋ではあるが自分の信念を持っているからの場面が結構出て来る
それは現在のトクリュウなど普通に考えたらあり得ない事をする者達とは全然違う
後悔先に立たず、悪に強い者は善にも強いと言う
二人が旅を出来たのはロクでない生活の中でもこれだけは絶対しないと言う矜持を持っていたからだろう
出逢ったばっかりに集団心理で破滅に向かう事件が多すぎる現代で
誰と出逢うか その相手とは昇華出来る相手なのかは人生で結構大事で
ロクデナシに誘われたら「気が変わった」あとは一切言わないのがコツ
☆☆☆☆
