旭川に行く事が多く前回は北竜まで行ってギックリ腰になって断念したが
昨日はさいど旭川に行ってきた
ここは旭川に行くのも札幌に行くのも時間はさほど変わらないがやはり道北に住む者は旭川に行くのがいいかなと思い始めてる
病院も飲食店も旭川は何不自由もない美味い飲食店は特に多い
義理の弟は嫁に逃げられたので元義理の弟になるが亡くなるまで付合いは続いた
弟はなんでもいい物ばかり持っていて足のサイズは27で同じなので靴を形見分けに貰って履いたが見た目新品同様の靴底が剥がれた
どうせ旭川に行くならついでに靴を修理して貰おうとそこそこに有名らしい靴修理専門店に持って行った。
店主は何年履いたと聞いて来た
「 何年履いたからわからない 」と俺は言った。
店主は「 何年履いたかわからない! 」
俺は「 訳があってわからない 」と、すると店主は「 訳などどうでもいい何年履いた 」
わからんものはわからんべとムッと来て帰ろうとするとウレタンの靴はドッタラコッタラと靴の講釈を言い始める。
うるせいやと靴を手に取り戻した
10年たったウレタンの靴は直すのは無駄だと言う 気に要らなければ他所に持って行ってくれと言う
原文のまま
若い時なら一言噛ましてやったが、なんて損な人生を送るオヤジなのだと可哀想になってしまった
修理業は相手の話を聞く事でほぼ半分は修理を終えている これは人間の修理屋の医者も同じだと思う
修理が終わっても同じ事が起きないように使い方なのか材質なのか構造的なものなのか
何に原因があるのかを掴み対処方法を考えるのが修理屋の仕事で
たとえ機械であっても常に面白いと思うくらいの気持ちを持つ事は大事だと思う。
俺なら相手が訳があってと言おうものなら根掘り葉掘り聞いて話を膨らませ盛って盛って次のお客さんに話してしまう。
訳アリや困り事は訳があろうがなかろうがどっちにせ他人事なのでそれこそ人生を人の分まで楽しんでしまう
特に修理業は同じ作業はあまり無いので手業(てわざ)もあるが知識の吸収が大事で経験不足を補う事も出来る
その為にも訳アリや人様の経験を聞く事は大事なのだ
星の数はそこそこある店だったが修理業以前に人としては黒星3つかなと思いながら
勉強させて頂きましたと36の30分200円の駐車場に戻った。