クッソ~ 桁網の船からトロ箱一杯貰ったナメタカレイにカジカが
ナメタは納まりがいいので箱一杯は凄い枚数になる それを水が冷たいのに捌いて塩して干してそろそろ食い頃と行ってみると無い!ないぞ一匹も無い
下にはケダモノ達の足跡がそれもウサギかキツネか他に何かわからん足跡が無数にある。
魚を干す時もいい魚は一番上に上げて干して唐揚げか焼いて食うかとワクワクしながら下から順に食うのだ
それが日替わりで味が変わっていくのも楽しいのだが
俺は美味い物は最後に食うタイプで身の厚いナメタとカジカの身も食わないでケダモノに食われてシマッタ
クッソ~ケダモノ連中を殲滅してやろうかと狩猟のオヤジに頼んで罠をと思ったが
だいたいが美味い物を先にさっさと食わない いつまでも片付けない性格も悪いと思い
片付けと終活をやる事にしていたら
ヒトデナシと言われていた時代の写真が出て来た。
この時代は食うのと生きるのに必死でずいぶん皆に迷惑を掛けて、助けられて、来たと感慨にふけってしまった。
アーク溶接免許は2年毎に実技試験があり合格しないと更新されない為に特殊な製缶などの仕事はお払い箱になり寿町か西成のドヤになる時もあり関西のドヤに3カ月住んだが皆に助けられて現在に到るのだが今でもさすがに当時の事は書く事は出来ない
宝引き賭場開帳 貸元になって皆から分捕った銭はここ崖下村で使ってしまったのである。
もう今は殆どが鬼籍に入ってしまってる。
サハリン残留2世の人達
この当時は国民皆兵のロシアでは日本に帰国する残留日本人の息子達は
長男が終わったら次は次男と次々と人質同様に兵役に取られる為に泣く泣くロシアに子供を残して日本に帰国せざるを得ない人達もこの中にいた。
その後に合流出来たらしい
好戦的な連中に戦争のケツを一生拭く覚悟はあるのかと言いたいが経験上声の大きい奴は逃げ足は速い
ついでにシャケの頭を叩くゴムハンマーを振ります吞兵衛
呑んで吞みまくった人生
自分では素晴らしい人達に支えられた人生だった。
自分を振り返るとま~しかたね~やとナメタ盗賊どももこの厳冬期に必死なのだと殲滅作戦は諦める事にしたが
浜風でかるく干したナメタは美味いんだょな~クッソ~