後ろ髪を掴んではいけない


浦臼郷土資料館 275には資料館は沢山あるのだ。

毎年12月は仕事で札幌に行く事が多く先週は2回も行ってる
帰りは暗くなるまでに時間に余裕がある時は国道275号線を戻るのだが
275号線は12号線と石狩川を挟んで並行して走り雨竜町辺りからだんだん分かれて12号線は旭川に行き
275号線は幌加内を通り起点の浜頓別に向かう
道も線路もすべて東京に向かう道は上り逆は下りと言い田舎側を終着駅、終点と言うが
これほど勝手な言いまわしは無い
上って行くなら出発地は起点で全線工事完了したら東京駅はジエンド、終りに着く駅、終着駅と言い換えるべきなのだ。

275号線は間にある石狩川を越えて左岸に行くには篠津から雨竜間およそ70キロ間にある10の橋を渡らなければならない
この石狩川は何度も氾濫を繰り返した川で右岸左岸を分断して来た歴史があり
それは右岸と左岸は違う文化圏を生んで来たのではないかと思わせる事が所々に垣間見れるが
最近何か様子が変なのだ
それはよく立ち寄る新十津川のサエグサや雨竜のまこと屋さんや雨竜道の駅の食堂なども次々と閉店しているのだ
最初は定休日かなと思ったが先週はハッキリと店仕舞いを確認した。
当別の北海道医療大学も移転が決まって石狩川右岸はいったい何が起きてるのだろう。
青銅器時代から鉄器時代に変わるまで約4000年も掛かっているのに近代は人が初めて空を飛んでからたった66年後に人類が月に行ってもの凄いスピードで時代は変わって行っている。
このスピードは本当に人を幸せに導くものなのだろうか思ってしまう。
雨竜のまこと屋さんはリニューアルオープンしてまだ日も浅いのである。
原因は札幌がブラックホールの様に何もかもを吸い込んでいく一極集中が原因で
町村対都市のパトレーの法則なのだ。
これに対抗するのは人々の意識や価値観のありようを見直す必要があると思うのだが
俺はいまこれほど恵まれた時代はかつてあっただろうかと思っている。
牛の肥料が高騰して経営難を言われるが北海道には有り余る耕作放棄地があるのになのだ。
田舎の商いほど後ろ髪を掴んではいけないのだ。

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