下衆の勘繰り 安芸灘の風

石を投げたら海に届く場所に住んで多少なりとも海で食わせて貰ってる俺が勘ぐるのは
護衛艦「いなづま」の件は大変参考になる。
小型船舶の場合は指定海域以外は船長が乗っていたら誰が操船しようが構わないが
すべての責任は船長が取らなければならない
これがいまだに遊覧船会社の社長が逮捕されない理由のひとつになる。
今回は怪我人が居ないので不謹慎ではあるが非常に面白い事故なのである。
ひとつは試運転中の事故であった事
ドックの作業員も乗船していたので主導権は点検修理した造船所側にあったのか引渡した後で護衛艦「いなづま」側にあったのか

それが事故原因にあるような気がしてならない
ひと昔前は公の船を直す場合は油まみれになる油虫側を下に見る傾向があり そのやり取りはここに書く事が出来ない事は沢山あった。
それはその担当責任者次第でムッと来る奴から
銭金でない一生懸命やろうと思わせる責任者と様々で
俺は商売でも取引は会社と付き合ってる気持ちはまったく無く、担当者と付き合ってるといつも思う。

不思議なのはなぜに航路を突然変更したのか
電子機器の塊であろう護衛艦が海底探査のソナー警告に気付かないとは考えられない
今時小さな17フィート程度の中古価格63万8千円消費税抜きのボートでさえ深度センサーは付いていて警告音は出る。
さらにいい物なら前方にソナーが向いていてかなり早めに警告音は出るが船にはブレーキが無く後進するしかない
その為に危険海域は目視が必要になって来る
目視は海の底を見てる訳ではなく山や建物を何時に見たらドッタラコッタラと行動をしなければならないが
左舷、右舷、前方、後方とその何人もいたであろう見張り要員の報告を無視した結果だと思う。

ここからは下衆の勘繰りである。
ドックに入ってた時は主導権はドックの油虫側にあり相手が お上だろうが職人としては意見は通すだろう
修理する油虫側はここ一番とCoCo 壱番激辛カレー並みのプロとして職人の意見は通すだろうと
船を引き渡された艦長は海に出さえせば俺の度胸と腕と立位置を見て見ろとばかりに航路を突如変えたのだろうと
下巣は勘ぐるのである。

艦長がいい処を見せようとして事故を起こす事はある事なのだ。
その筆頭はくしくも宇和島水産高等学校に所属する漁業練習船えひめ丸で
相手方アメリカ潜水艦グリーンビルには民間人16人が乗船して居て艦長はいい処見せようと急浮上をしたのが原因とされている。
護衛艦あたご漁船清徳丸衝突事件などは
他の大臣なら逃げただろうが当時の石破防衛大臣が遺族宅に向かい謝罪をしている。
他にも色々あるが一度折れた骨は丈夫になると言う それも原因を徹底究明してこそなのだ。

護衛艦などは知らんが商船は座礁させても引き出してそのまま自力航行は出来るが
プロペラが損傷したらそれはタダの鉄の塊になるので小型ボート以外は大概の船はプロペラは守る構造になっているが
民間船ではプロペラまで損傷させる座礁では離礁させても そのまま沈むのは過去に何度もあり下手すればその場で解体などもある。

闘う人はどんな時も平常心で居なければならない商人も含めてケツを見られる様な事をしてはいけません。

公船で何度もムッタシ来た経験から嫌味ではあるが
怪我人が居なかったらしいので迎えが来るまで艦内は暇だろから地元ソング安芸灘の風でも聞いておくれ

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