うどん文化を考える

こちらに戻って来てまだひと月も立たないが
いつものパターンであれはどうだったかと思うともっと深く見たり味わいたいとまた行って見たくなる。
今迄は内地に行ってもラーメンばかり食ったが今回は最初に栃木の手切り幅広うどんが美味しくて
栃木や群馬お切込みうどんなどスーパーで買ってゆで麺を車内で調理して食ったが
帰って来てからあちこちのスーパーに行って、うどん麺を買うが気に入った麺がなく
北海道には、うどん文化が無い事がハッキリした
幅広ゆで麺でも価格は2食で100円くらいだが
うどん店で食うと北海道のラーメン並みの値段がするが北海道とは全然違う
これなら讃岐や稲庭うどんはどれほど美味いのかと思う
北海道ではラーメン屋や蕎麦屋はあってもうどん屋は滅多にないし
ナンチャラうどんチェーン店で食ってもスーパーのゆで麺を超えていない

内地はなんでこんなに味が違うのだろうと考えると
うどん屋や蕎麦屋の店主は白い上っ張りを着て袖には涙の跡がと
苦労してやっと店を持ちましたと言う感じの人が多いが
ラーメン屋は頭にスポーツキャップなどを斜めに被って
店が終ったらハーレーなど乗ってチョイと飛ばして来ます
みたいなヤサグレた感じの店主が多いし
ラーメンは中にカニが丸ごと入っていようが天ぷらやパイナップルが入っていようが
店主がラーメンと言うならラーメンなのだが
うどんや蕎麦で変わった具材はせいぜいニシンくらいで
うどんや蕎麦はシンプルさゆえに味に誤魔化しが出来ないので修行が大事なのかもしれない
山脈によって國境を決められた内地はそれぞれの伝統や文化の違いが食べ物に出ているのだと思う
それももうすぐAIやSNSとやらで搔き混ぜられて食文化も旅の面白さも半減されるだろう
稼業以外を知り過ぎて一杯一杯になるより知らない事が多いほど人生が面白いと思うので
旅も行き当たりばったりは面白い
食べ物に順番を付けるのもなんだが美味いうどんが又食いたい

 
日本工業大学博物館 蒸気エンジン
北海道では博物館でも蒸気エンジンを見る事はほぼ無い ここにも歴史の違いを見る

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