あれから三日しか立っていないがもう大分前の事に感じる。
眼の前に居たトラックと何処ではぐれたのか思い出せん
多分厚田道の駅か望来かだと思うのだが
わナンバーユニックは俺もよく乗るが積荷にもよるが4駆しか乗らん俺にはとても運転はしにくい
この路線を冬走るのはとても大変な事なのだ。
さらに普通免許で乗れるトラックは給料も安い
冬には鮮魚運搬トラックに乗った時期もあったが
いまは農天気に暮らしてる俺には戻りたくない仕事の一つでもある。
わナンバートラックは荷台確保の為に運転席では足を伸ばして寝る事は出来ない リクライニングがせいぜいなのだ。
あと何年身体を張って稼げるかわからんんが 出来る事なら一生を身体張って終わりたいと思うし
手を油で汚し身体を使うその世界で過したいし、その世界から出たいとは思わん
ホルモン焼きが食えたら牛ステーキなど一生喰わんでもいい
ここに居たら海鮮など普通にある。
ただ喰い方に問題がある。
国会で牛ステーキだの海鮮だのとニュースで聞いた時にはなんの話かと思った。
俺は扇動はせんが国会議事堂でデモがあったならチャンスがあったら行ってみたい
カッと来たら後先考えない性格なので戸が開いていたら中に入る事だってやるだろう。
頭はいい連中なのかも知れんがこれほど末端で身体を使って稼ぐ者達を小バカにし嘘を付きまくる連中はかつて居たのだろうか?
頭がいいと言えばピーチ航空を新潟で途中下車した東大卒らしい男が居たが
買えない訳でもないだろうに たった一枚のマスクに人生を掛ける。
34年間生きて来て自分の人生で生きていてよかった。
嬉しかったと
誰かに救われた事も誰かの手を引き上げ救った事も無かったのだろう。
ポケットに入っている小銭を世界の子供達の為に募金箱に入れた事もないのだろう。
どんな悲惨な場に、舞台に、居るのだろうとそう思う時に俺は奴が可哀想でならなかった。
舎熊のセーコーマートには焼酎ボトル募金箱があるが中に大量の小銭と一緒に千円札が数枚入ってるのだ。
それ見る度に500円で暮らしてる俺は凄い奴が居るなといつも思うのだ。
そこはいつも猛吹雪の時は避難場所になっていて無事に立つ事が出来たそのお礼なのか
34歳のピーチマスク男には春になったらもう一度北海道に来て231を歩けと思った。
牛ステーキ海鮮連中やガ~ス~野郎、お前たちは北海道の地は絶対踏むな汚れると
猛吹雪の待機中にニュースを車内パソコンで見て猛烈に腹が立った。
翌朝
札幌からやっとこさ戻ったら一度も逢った事がない八戸の人から機嫌直せとばかりに
八戸南部せんべいが届いていた。
大した役にも立っていないのに感謝感謝ありがとうございます。
いつもの悪い癖で散々食ってから写真を撮った。