毎日の雪掻きで左腕を痛めてしまった。
ここに薬局はないので14キロ離れた留萌のサツドラまで湿布薬を買いに行ったが
酷い吹雪で戻ろうかと思っても舎熊のセイコーマートは駐車場にすら入れんで下手にユータンすれば突っ込まれるので前に行くしかない
2インチアップ車高は2メートル超えでデフロック付きでさらにドッタラコッタラの俺のスーパーキャリーは突っ込んでも出る事が出来る 正面衝突は嫌なので左り左りと走ると
なんと度胸があると言うかアホと言うか右を追い越していった軽がいた。
乗用タイプの車高の低い軽は案の定 追い越したはいいが止まってシマッタ
若気の至りと言うか
もっとも浜は老いも若きも大体が危ない奴が多い
254(ニコヨン)をしながら子供達を育てた鳥取の出の母親はどんなに貧乏しようが困ってる人を見たら素通りをする事は無く
お祭りになると何処から現れるのか救世軍の社会鍋も白い病衣を着て松葉杖を使い片足で立ちアコーデオンを弾く傷痍軍人も必ず小銭を入れて通る人だった。
原野2線のボロ小屋の家に物売りが来ると手放した子供は都会で誰かの世話になってるだろうとなけなしの銭を出して僅かでも買う人だった。
「 上を見たらキリがない下見て暮らしなさいみんなに可愛がって貰いなさい 」
と留萌駅で別れ際に言った。
銭が無くなり食って行けなくなると家に戻って来る内弁慶で何かと言うと
「 俺はこんな処にいる人間ではない 」と暴力を振るうロクデナシの父親は
「 お祭りが終われば足は生えってくるのだ 」と言った。
それでも母親は自分が食うかどうかと言う時でさえ小銭を入れ困ってる人を見捨てる事はしない人だった。
だが母親のチ~とロクデナシ父親のチ~が半分づつ入ってる俺は
昨年念願だった母親の出の鳥取に行って来たが きっとこんな処の出だったのではないかと思う。
実際に行った印象では山間部の空は狭い浜は砂だらけの鳥取県に比べたら北海道は夢の圀だと思った。
多重衝突で真ん中に挟まった経験がある俺はこの前でスタックしてる車を助けには行かなかった。
オッカ~さん~ロクデナシの次男坊をゆるしておくれ~
「下を見て暮らしなさい」私も小さい時から幾度となく母から言われた言葉です。余りに言われたせいか脳味噌に染みついています。貴方の文章を読んで反省しました。そういえば私はそのことを息子に伝えていなかったことを・・・・。これからでも遅くはないと思うので会う機会があるたびに言って聞かせようと思いました。
すでに一家を構えている息子さんに今更、
下を見て暮らしなさいと言っても
嫁さんに嫌われるだけだと思うのであります。
言われてみればそうですね。何もかも時すでに遅しですね。
え!
息子さんはもしかしてたまに家に顔出したと思ったら
母親に暴力を振るい年金を踏んだくって行くとか
アパート代も払わないで親に始末させるとか
弱い相手と見たら小バカにして相手に袋叩きにあったとか
パチンコとギャンブルで稼ぎをパーにするとか
飲酒運転で事故起こし免許はパーにするとか
これ全部オヤジそっくりの実兄で最後は震災の年に江東区砂町のアパートで孤独死し発見されました。
実の兄貴は酒乱で俺をいつも世の中を舐め切って調子よく歩くと憎んでは叩かれました。
上見たらきりがありませんが
せめて母親に暴力だけは振るって欲しくなかったのです。
兄貴、手を掛ける前にクタバッテくれてありがとう。
「 何もかも時すでに遅しですね。」
そんな事ないべさ~上見たらきりがありません